音楽早期教育

               音楽早期教育    
                                                                   音楽早期教育を考える方へ
音楽実践ワクワクライフ > 音楽早期専門教育


  音楽早期教育といっても、私は 2〜3歳から楽器を習わせたいとは決して思いません。
 幼いころは自然の中で思いっきり遊ばせてあげて、旺盛な好奇心とたくましい体力を
 つくってあげることが 何より大切だと思っています。

  早期教育をやる前に、音楽が好きになれる環境を作ってあげることのほうが重要だと思います。
 すてきな音楽をたくさん聴かせてあげるとか、一緒に歌を歌って楽しむとか・・・親自身が楽器を演奏  して楽しむなど。

  そうして音楽が好きになって子供自身がやりたがったときに、音楽の土台をしっかりと築きながら
 楽器も習得できる早期教育を施しているところを 御紹介します。

  下記は、いずれも全国ネットで拠点があるので、地方でも通える可能性はあります。
 個人の先生でも 信念があり、実績のある先生ならば もちろん良いと思います。
  
  
 
桐朋音楽大学附属 子供のための音楽教室
  戦後に音楽教育の早期教育の必要性から発足し、その一期生である小澤征爾や、
 中村紘子、堤剛らをはじめ著名な音楽家を輩出してきた、日本で最も古い音楽教室です。
 今では全国にあります。

  実は自分も鎌倉分室に小学校1年から中学まで通っていました。
 ここで 音感をしっかりと身につけられたことは、何より良かったと思っています。
 聴音が主流で、和音やメロディーを聴き取って楽譜に書くことを 繰り返しやりました。

  難しい和音も聞き取れるようになり、いろんなリズムも楽譜で表せるようになり、
 思いついたメロディーを 楽譜に書くのが楽しくなりました。

  聞き取った楽譜を歌うこともしたので、自然に音感が身に付いたと思います。
 さらに、ドイツ音名、和音の音程や種類等も学べ、楽典の基礎的なものを習得できたのが
 本当に良かったと思います。

  ピアノはそこで紹介されたすぐれた先生にじっくりみてもらえるので 練習していけば
 着実に技術が身に付きます。

  鎌倉分室に通う子供のピアノのおさらい会は、なかなか刺激になってよかったです。

  今はオーディションがあるようなので ひとつの刺激や目標になると思いますが、
 私のいるころは なかったので、自分を試すチャンスがなかったことが少し難点でした。
  
  音楽が好きで 意欲を持ってついていければ、音大受験で通るくらいの音楽の基礎力を
 中学生までには身につけられるところだと思います。
   
ヤマハ音楽教室 ジュニア専門コース
  ヤマハは今やどこにでもあり、よく宣伝もしていますが、普通のコースに通っていても
 音楽の土台になる基礎がしっかりと身につくとは思いません。とくに、ピアノの基礎の
 習得は、グループレッスンでは限界があります。

  だから、ヤマハに通わせるなら、絶対専門コースがおすすめです。専門コースは
 音感等ソルフェージュはグループレッスンで、ピアノは個人レッスンです。
 ジュニア専門コースに入るには、幼児科2年間を修了して先生の推薦を
 受ける必要があります。専門コースの先生は、実力のある先生なので 基礎をしっかり
 教えてくれます。

  実は娘がジュニア専門コースに通っています。ヤマハを選んだわけは JOCという
 自分で作曲した曲を自分で弾くという全国規模のコンクールが魅力的だったからです。

  でも、はじめ通っていた幼児科の教室では、規模が小さくて JOCなど出られなかった
 のでショックでした。幼児科修了時に先生の推薦をもらって、専門コースやその上の
 研究コースまである大きな楽器店のヤマハの専門コースに通うことにしました。

  少々 遠かったのですが、実力のある先生で、ピティナピアノコンクールやJOCに
 挑戦させることに意欲的に取り組んでくださるので 子供が目的に向かって集中して
 成長できて 良かったと思っています。

  ヤマハの良い点は、
  ・毎年グレード試験があり、段階ごとに目標がはっきりしていること
  ・アンサンブルの楽しさがわかり、総合的な力が身につくこと
  ・JOCがあり、作曲する面白さを味わえること
  ・クラシックに限らず、さまざまな分野の音楽に触れられ、創造性が養われること

  等などたくさんありますが、実感として 不安な面もあるので 参考にしてください。

   ピアノの手の形・タッチ等 ピアノの基本が身に付かない点があります。幼児科では
  個人のピアノレッスン時間がなく、グループレッスンをエレクトーンでやるため
  手の形やタッチで悪い癖がつきやすいのです。さらにヤマハ独特の教材を使うため
  バッハや練習曲・ソナチネ等が弾けないことが 難点です。

   あと、楽譜を書く訓練が少ないように思います。いまだに娘は楽譜を書くのに苦心して
  います。

   でも、チャレンジする機会が多く やりがいがあるので これらのマイナス点は
  先生と相談して 家で注意して取り組むことで 克服していくべきなのでしょう。

スズキ・メソード
   ここは実体験がないものの、昔から定評があり、実績もあるので御紹介しておきます。

   創始者 鈴木鎮一の「母語教育法」は、話す能力が生まれつきではないように、音楽も
  含めたすべての才能は、生まれつきではなく、環境によって養われると考える教育法です。
  幼児期こそ、教育の大切な時として早期教育をすすめています。

   基本にあるものは、
  (1)すべての子どもは誰でも育て方ひとつで高い能力を発揮する
  (2) そのためには、母親がわが子に言葉を教える時の、愛情と言葉 の繰り返しの教育法を
     用いればよい
   という発想です。

   才能教育の海外での普及ぶりは、目をみはるものがあります。特にアメリカでは、30万人にも
  のぼる子どもたちが「スズキ・メソード」によってヴァイオリンなどを学んでいるようです。
   
   お手本の演奏をCDで何度も聞いて練習するようです。

   世界38カ国に広がっているので、興味深いです。才能教育で挑戦したいなら
   見てみる価値は十分あると思います。

木下音感楽院
   音感教育や絶対音感を調べた時に知ったので 御紹介しておきます。

   ここでは、音感教育は幼児の早い時期に施せば 誰でも身に付くという信念のもとに
  2〜4歳半の子供を対象に 早期音感教育を実践しています。

   音感カルタや色のついた五線譜等を使っているようです。

   自分が体験したものではないのですが、木下氏の著書を読んで、うなづける部分も
  ありました。個人的には、カルタ等の道具まで使って覚えるのはどうかなと思ってしまう部分も
  あるのですが、歌うことの重要性を強調されるところや、音感を養うことのすばらしさには
  共感がもてました。障害児だった子供が音感教育を施すことによって成長した実績等は
  すばらしいと思います。

   木下式音感教育を取り入れている幼稚園も全国にあるようです・・・。

 

 
 
              音楽サイトリンク集
音楽実践わくわくライフTOP
Copyright (C)  音楽実践わくわくライフ All Rights Reserved